女性 入浴中


秋が深まり、朝晩の寒さが厳しくなってきました。

この時期になると、家に帰って、冷えた体を熱い風呂で温めたいと思う方も多いのではないでしょうか?

ところが、寒い日に入浴すると突然死してしまうことがあるというのです。

特に、高齢者が入浴中に突然死することが多くなっているようです。

ちなみに、この入浴中による死者数は、交通事故の死者数よりも多いとのこと。

これには、寒暖の差による急激な血圧の上昇と下降が関係していました。

ここでは、「寒い日の入浴が突然死を招く原因とメカニズム」「寒い日の入浴で突然死しないための対策」についてお話していきますので、是非チェックしてくださいね。

ヒートショックは、寒い日の入浴中に多い!?

ヒートショックとは、寒い日の入浴中に心筋梗塞・脳梗塞・脳出血・不整脈・失神などを引き起こすこと。

このヒートショックは、暖かい場所と冷たい場所を行き来した時に、急激な血圧の上昇と下降によって、血管や心臓に大きな負担が掛かることで起こる。

特に、血管がもろくなっている高齢者・高血圧・糖尿病・脂質異常症の方に起こりやすい。

それでは、「ヒートショックが起こる原因とメカニズム」「ヒートショックによる死者数の推移」についてお話していきます。

入浴中にヒートショックを起こす原因とメカニズム

ここでは、入浴中にヒートショックを起こす原因とメカニズムに分けてお話していきます。

1.ヒートショックを起こす原因

ヒートショックを起こす原因は、主に以下の2つです。

  1. 冬の低い気温
  2. 「浴槽の湯温」と「脱衣所や浴室の温度」の差が大きくなってしまう。

  3. 寒い入浴環境
  4. 日本の浴室は、「寒い北側にある」「暖房設備を設置していない」パターンが多い。
    「浴室に暖房設備があるか」によると、浴室の暖房設備の普及率は、約27%である。
    ちなみに、ドイツ・イタリアでの普及率は、95%以上。


2.ヒートショックを起こす仕組み

ヒートショックは、急激な血圧の上昇と下降によって起こる。

以下は、入浴による血圧の変動のイメージ図です。


お風呂における血圧の推移(圧縮)


上図からわかることは、入浴の前後で、血圧が大きく変動していることです。

特に、寒い日の入浴は、血圧の変動幅が、さらに大きくなります。

そのため、高齢者・高血圧・糖尿病・脂質異常症で血管がもろくなっていると、この血圧の変動に耐えられずに「ヒートショック」を引き起こす。


上記のことから、寒い日の入浴は、血圧の変動が大きく、ヒートショックを起こしやすい環境であることがわかりました。

次は、ヒートショックによる年間死亡者数についてお話していきます。

ヒートショックによる突然死は高水準で推移

ヒートショックを起こすことが多いのは、入浴中のため、入浴中の事故死者数を調べてみました。

東京都23区における入浴中の事故死の推移を元に推測すると、年間1万人以上が入浴中に事故死しています。

しかも、60歳以上の入浴中における事故死は、全体の約90%にもおよぶのです。


入浴中の事故死者数(圧縮)
参照元:東京都23区における入浴中の事故死の推移 東京都監察医務院
    交通事故や災害で亡くなる人はどれくらいいる? 生命保険文化センター
※全国での入浴中の事故死者数(推測)は、全国の人口=東京都人口×約10倍を元に算出


また、入浴中の事故死は、1年で気温が低い12月から2月までに集中しており、全体の約60%にもおよぶ。


東京都23区における入浴中の事故死者数月別推移(圧縮)
参照元:東京都監察医務院 東京都23区における入浴中の事故死の推移
    気温と雨量の統計


これらのことから、ヒートショックによる入浴中の事故死が減少しないのは、「高血圧・糖尿病・脂質異常症を抱えている60代以上の人口が増えている」「入浴中に起こるヒートショックを防ぐ浴室の暖房設備の普及が進んでいない」からではないでしょうか?


それでは、寒い日に入浴する際、どのような対策をすればいいのでしょうか?

寒い日に入浴する際、注意する4つのこと

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高齢者・高血圧・糖尿病・脂質異常症などの方が、入浴する時は、以下の4つに気を付けましょう。

  1. 体調がすぐれない時は、入浴しない。
  2. 入浴は、体に大きな負担をかけるため、体調がすぐれない時は入浴しないようにしましょう。

  3. 脱衣所、浴室や浴槽の温度差を小さくする。
  4. 脱衣所と浴室は、暖房器具などで温めておきましょう。
    他の方法として、浴槽にお湯を溜める際、シャワーを使うと蒸気によって浴室が温まります。

  5. 浴槽の湯温を高くし過ぎない。
  6. 浴槽の湯温と浴室の温度差が大きくなると、血圧の変動幅が大きくなり、「ヒートショック」を起こしやすい。
    そのため、浴槽の湯温を高くし過ぎないようにしましょう。
    つまり、浴槽と浴室の温度差を小さくします。
    ※湯温は、42度未満がオススメ。

  7. 入浴する際は、家族の誰かに声を掛けてから入る。
  8. 誰かに声を掛けておくことで、何か異常が起きた場合は早く気付いてもらえます。
    また、一人暮らしの場合は、銭湯など人が多い所に行くことも1つの対策です。





いかがだったでしょうか?

それにしても、寒い日の入浴に、こんな恐ろしい危険が潜んでいるとは知りませんでした。

それは、脱衣所、浴室や浴槽の温度差が、急激な血圧の変動を起こし「ヒートショック」になることです。

そうなると、真冬に寒さで体を震わせながら、熱いお湯に飛びこんでいたのは、自殺行為だったんですね。

もう、健康に不安を感じる年齢に近づいてきましたので、これからは「ヒートショック」で突然死しないように気を付けて入浴するようにします。

ぜひ、あなたも寒い日の入浴中に「ヒートショック」で突然死をしないように、この記事を参考にキチンと対策を取ってくださいね!




※今回の記事は、下記の書籍とWebページを参考にさせていただきました。





(右)女性 指差し 紺服

最後まで読んで頂きありがとうございます。
ヒートショックは、寒い日の入浴中に心筋梗塞・脳梗塞・脳出血などを起こすこと。
これは、寒暖の差がある場所を行き来すると、急激な血圧の上昇と下降で、血管や心臓に大きな負担がかかるからです。
特に、病気(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)や血管がもろくなっている高齢者は気を付けましょう。
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