師走に近づいて、寒さが一段と厳しくなってきました。
あなたは、そろそろ同僚や友人たちとの忘年会が始まっているのではないでしょうか?
気ごころ知れた仲間とお酒を飲むと、ついつい飲み過ぎて、翌朝、二日酔いで後悔した方も多いかと思います。
ところが、この二日酔いになりやすいのは、日本人の特徴だったというのです!
これには、アルコールを分解する酵素の遺伝が関係していました。
そのため、お酒を飲むときには、二日酔いを緩和する対策をする必要があります。
今回の記事は、「二日酔いの症状とメカニズム」「二日酔いの原因」「二日酔い対策」についてまとめてみました。
よく二日酔いで困っているあなたにオススメの記事となっておりますので、是非チェックしてみてくださいね。
二日酔いの症状とメカニズム
二日酔いは、一体どのような症状で、どのようなメカニズムで起こるのでしょうか?
ここでは、二日酔いの症状とメカニズムに分けて説明していきます。
1.二日酔いの症状
二日酔いとは、体に不快な症状が出ることをいいます。
主な症状は、以下の4つです。
- 頭痛
- 胸やけ・吐き気
- 喉がかわくなどの脱水症状
- 体のほてり・だるくなる
など
2.二日酔いのメカニズム
二日酔いは、アルコールから分解されたアセトアルデヒドが体内に残ってしまうことが原因です。
ちなみに、アルコールは、肝臓で分解されています。
以下は、二日酔いになるメカニズムです。
ところで、上図のアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きがなかったり、弱かったりすることがあるのでしょうか?
二日酔いになってしまう原因は遺伝が関係!?
アセトアルデヒドの分解には、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)が関わっています。
このアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)には、「アセトアルデヒドが高濃度にならないと働かないALDH1」「アセトアルデヒドが低濃度でも働くALDH2」の2タイプがある。
そして、「アセトアルデヒド」の分解に大きく関わっているのは「ALDH2」です。
このALDH2は、人種によって保有しているタイプが違います。
以下の表は、ALDH2の人種による保有タイプの割合です。
参照元:日本人の約半分はお酒に弱い!?
上記の表から、日本人の約44%が、お酒に弱いまたは全く飲めないタイプということがわかりました。
これらのことから、お酒に弱いタイプまたは全く飲めないタイプは、遺伝的にアルコールを分解する酵素(ALDH2)の働きが弱いまたは働かないため、いくらお酒に強くなろうと努力してもムダではないでしょうか?
したがって、よく二日酔いになってしまうアナタは、遺伝的にお酒が弱い体質だと認識し、上手にお酒と付き合っていくべきだと考えるのです。
そのため、飲酒する際、二日酔い対策をする必要があります。
それでは、一体どのような対策をすればいいのでしょうか?
二日酔いを緩和させる方法
二日酔いを緩和させる方法は、色々あります。
特にオススメしたいのが、「飲酒前」「飲酒中」の対策です。
ここでは、「飲酒前」「飲酒中」に分けて、二日酔いを緩和させる方法についてお話していきます。
1.飲酒前の対策
飲酒前に、何か食べ物を胃に入れておきましょう。
これは、空腹の状態でお酒を飲むと、「アルコールが胃ですぐに吸収され、全身に回ってしまう」「アルコールによって、胃が荒れてしまう」からです。
そのため、飲酒前に、以下の食べ物を食べておくことをオススメします。
2.飲酒中の対策
まず、自分のお酒の適量を守りながら飲むことが大切です。
そして、「飲酒前」と「飲酒中」の2つの対策をすることで、二日酔いが緩和されます。
飲酒中の対策は、以下の3つです。
- アルコール度数が低いお酒から飲み始める
- 水と一緒に飲むようにする
- 二日酔いを緩和する食べ物を摂取する
特に、「ビタミンC(肝機能を高める)」、「タンパク質(アルコールを分解してくれる肝臓のエネルギー源)」、「ビタミン・ミネラル(アルコールの分解で失われやすい)」を含む食べ物を食べましょう。
具体的な食べ物は、以下の表のとおりです。
それでも、二日酔いになってしまった場合は、どうすればいいのでしょうか?
3.二日酔いになってしまった場合の対策
上記の対策をしても、二日酔いになった場合は、以下の6つ方法をオススメします。
- 水を多く飲む
- バナナを食べる。
- ハチミツを食べる。
- トマトを食べる。
- 二日酔いに効くツボを押す。
- 深呼吸をする。
肝臓でアルコールを分解するためには、大量の水が必要。
お酒を飲むとカリウムが不足します。
そのため、カリウムを多く含むバナナを食べると緩和されます。
ハチミツには、カリウムやアルコール分解を助ける果糖が含まれている。
バナナと一緒に食べるのもオススメ。
トマトには、アルコール摂取によって失われるビタミンやミネラルが豊富。
また、アルコール分解を助ける果糖も含んでいます。
両足の前足部にあるツボ「太衝(たいしょう)」を押すことで、肝機能を高める。
以下は、参考動画です。
この動画のポイントは、ツボ「太衝(たいしょう)」を3本の指でつまむように揉むこと。
深呼吸して酸素を多く取り入れ、アセトアルデヒドの分解を促します。
以下は、参考動画です。
この動画のポイントは、ゆっくり深く呼吸をすること。
いかがだったでしょうか?
昔から、お酒が弱く、少し飲み過ぎると、翌朝は頭痛などの二日酔いに悩まされ続けてきました。
会社の先輩に「肝臓を鍛えればいい」との助言を受け、お酒をよく飲んだのですが・・・やはりダメでした。
ある時、よく二日酔いになるのは、遺伝的に避けがたいことであり、いくら努力してもムダであることを知ったのです。
それからは、この記事で紹介した「飲酒前」「飲酒中」の二日酔いを緩和する方法を始めたら、二日酔いになることが少なくなってきました。
今回の記事は、これらの経験を踏まえ、二日酔いで悩まれている方のお役に立てればとの思いから書いてみました。
この記事を参考に、今年の忘年会では、二日酔いにならないように気を付けてくださいね。
※今回の記事は、下記の書籍とWebページを参考にさせていただきました。
- 飲酒についての調査。クリスマス、忘年会、新年会…飲みすぎシーズン間近!!男性4割、女性2割以上が自分は飲み過ぎるタイプであると自覚 お酒を飲んでの失敗や後悔、6割が経験。井藤漢方製薬株式会社調べ
- お酒を飲む機会について5100人アンケート。ソフトブレーン・フィールド株式会社調べ
- 「二日酔い」失敗経験者は3割……会社で目撃が一番多いのは、同僚・後輩より上司
- 忘年会に関する調査結果のご報告。SBIアラプロモ株式会社調べ
- 「お酒には強くなれない?」どう頑張っても日本人の半数はお酒に弱いらしい
- 日本人の約半分はお酒に弱い!?
- 意外と知らない、アルコールが体と頭に及ぼす影響あれこれ
- タケダ健康サイト 二日酔い
- 失敗しないお酒の飲み方
- お花見シーズン到来! 覚えておきたい「二日酔い対策」あれこれ
- 全部やればマジ完璧。ひどい二日酔いに効く6つの方法
- 翌日に酒を残さない為にすべきこと【二日酔い対策
- 二日酔い対策
- 二日酔いの治し方
- 食事といっしょに楽しむ
- 「二日酔い」失敗経験者は3割……会社で目撃が一番多いのは、同僚・後輩より上司

最後まで読んで頂きありがとうございます。
ついつい飲み過ぎて二日酔いになることありませんか?
これは、日本人特有の遺伝的にアルコールを分解する酵素(ALDH2)の働きが弱いまたは働かないためです。
二日酔いにならないためには、「自分のお酒の適量を守りながら飲むこと」「二日酔いを緩和させる対策」をする必要があります。
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